息子の手紙
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
もう11年前になるんですが県外の高校にサッカーでの進学を息子が決めた時のことです。
中学2年生でそれらしき話が出た時は実感がわかず過ごしてて本当に行くと分かったと
きはまだまだ未熟で15歳の子が親元から離れて生活することに心配してたんですが、本
当は母親の私が息子が近くに居なくなる顔が見れなくなるという不安を抱いてたことを
後から思い知りました。
あの当時は子離れでできず他県の高校に行くと決まった時、車でお父さんと5時間かけ
て送っって行った車内でさみしくて泣いては困らせたのを覚えています。
高校も3年になり卒業まじかになった時、息子から1通の手紙が届きました。
親元から離れて親の有難みを知ったこと他県の高校に送り出してくれた事の感謝の手紙
が3枚にかけて綴られていました。
その手紙を何度も何度も読んで嬉し泣きなのか未だに分からないけど泣きました。
息子の手紙は今も宝箱に大事になおしてあります。